ス的なエンジニア

日常の些細なことからアウトプット

言語化能力を鍛えるためにすべきこと

なぜ言語化能力

言語化能力というのは意識しないと身に付かないものだと社会人7年目になってようやく気がつきました笑。 これまでの私は、論理的思考力やプレゼンテーション能力を鍛えようとしてましたが、言語化能力というのはこれらのベースとなります。 言語化することを疎かにしていたので、それっぽい感じでプレゼンや報連相をやってました。

きっかけ

そう思うきっかけとなったのは、上司との面談です。今後のキャリアを話すことが多いのですが、自分の思考が足りておらず、伝えたい言葉がなかなか出ないことがありました。 一方で上司は言語化が上手で深掘りの質問を投げかけながらその手伝いをしてくれます。 私は上司と比べて言語化能力の低さを痛感して、以下の本を手に取りました。

「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全

言語化能力とは

本によれば、言語化には3つのステップがあります。

  • 語彙力
  • 具体化力
  • 伝える

特に、具体化のフェーズが言語化能力を高めるために重要だと説明しています。いくら伝える手法を学んでも具体的でなければ中身のない説明になります。

実践していくこと

明日からでも実践できそうだと思ったことを書きます。相手目線も大事ですが、それよりも先に語彙力と具体化を鍛えることにしました。

語彙力

  • とにかく会話する
    会話することで新し言葉と出会う機会が増えます。

  • 知らない言葉と出会ったら同意語/反意語も調べる
    言葉を知らないあるいは意味を理解していないのは、単純に調べる回数が少ないからです。一緒に同意語や反意語も覚えるとかなり効率よく覚えられそうです。

  • 30分以内にアウトプットする
    使わない限りは覚えられないですね。とにかく早くアウトプットすることを意識したいです。

具体化力

  • ざっくり一言から深堀する
    感想を聞かれたら楽しい、面白いなど最初の一言は意外と出てきます。でも、なぜかと聞かれると言葉に詰まることありますね。普段からなぜそう思うのか、例えばどんなことがあるのかを一言から深堀りする習慣をつけることで、咄嗟に来る質問にも対応できるようになります。

  • 色んなことを経験して言語化する
    言語化するにも体験がないときっかけがないです。例えばサウナに行ったことや美味しいワインを飲んだ感想を深掘りして文章にします。私はGoogleの口コミにサウナのレビューを投稿したり、ワインの感想をノートに記しています。ただ毎回投稿する習慣ができていないのと、抽象度の高い表現を使ってしまい具体化が弱いときがあります。そのときに、伝わりやすいようになぜそう思うのか肉付けすることを忘れないようにします。

アラート設計について考える(前編)

はじめに

ちょうどいま仕事で監視アラートの設計をしているので記事にします。
アラートは必要最小限にすることが望ましいと考えてます。 足りていなければ障害に気付くことができないですし、 逆に闇雲にあらゆることをアラートしても疲労させて関心が薄れてしまいます。

このバランスは実際に運用しながら調整していくことが理想なので、 いきなり100%の設計をするのは困難だと思います。

私は運用の実績が少ないので、まずは設計から行い、 机上ベースで良いアラートを考えていきたいと思います。

アラートの定義

アラート

緊急の対応が求められ、そのままだと利用者がシステムを使えない状態になるものです。 例えば、死活監視でログインの失敗が上限を超えたケースです。 Slackなどのメッセージ通知や電話で行います。

アラートでないもの

直ぐに対応しなくても影響が出ないものはアラートではなく警告とします。 例えば、夜間のバックアップジョブが失敗したというケースです。 叩き起こしてまで対応しなくてよいので、Slackなどのメッセージ通知のみとします。

アラートの目的

アラートはシステム監視をするための一つの方法であり、アラートを送ることは目的ではありません。 何を監視したいのかは、システムやチームごとに変わるので目的も変わってくるはずです。 例えば、セキュリティインシデントをアラートするケースです。(やるべきだが今回はスコープ外)

私が設定した目的

  • システムが利用者視点で現在/未来、正常に動いていること/動くことを監視する

ポイントは利用者視点で動いているか、という点と 現在動いているかどうかだけでなく、動かなくなる予兆がないかを監視することです。

利用者視点で動かなくなる予兆がある例としては、 APIコンテナのオートスケールの上限値に達したというケースです。 一見、予兆というと警告でもよさそうですが、このケースでは近いうちに大量のアクセスを捌けなくなるのでアラート扱いにします。この例は閾値をもう少し下げて警告しておくことでこの事態は避けることができそうです。

何をアラートするか

前置きが長くなりました。ここからが本題ですが、続きは後編として書きます。

参考文献

監視を始めるときは是非読みたい本です↓
入門 監視 ―モダンなモニタリングのためのデザインパターン

エンジニアのぶろぐ始めました

なにを書くか

一応システムエンジニアなので、メインはITの技術的なことを広く浅く書くつもりです。

以前にWordPressで個人ブログを運営していたことがあって、そのときも同じように意気込んでましたが 半年くらいで更新頻度が少なくなり、1年後にはブログを閉鎖しました。(独自ドメインが地味に高いので止む無く...)

私はどちらかというと完璧主義よりの人間なので、アウトプットに時間をかけすぎていたのです。 習慣にして継続させるためには、苦を取り除くことが大事だと思い知りました。

ということで、中身が浅い内容でも、とにかく書いて、書くことが苦にならず むしろ楽しめるようになることを目的にスタートします!

なぜ書くのか

エンジニアのアウトプット、を目的にしてないのです。 もう一つ上位に設定したくて、それは言語化能力を高めることです。

最近、転職したことで一緒に仕事する人も環境も大きく変わり、様々な気づきが多くなりました。 特に感じたのは、周りの人の言語化能力が非常に高いことです。

なんで言語化できるのかな

上司は1 on 1のときに私が上手く言葉に表現できないことがあると、それそれ!と言いたくなるような程、上手に代弁してくれます。 相手の言いたいことを言語化できるということは、コミュニケーション能力はもちろん必要ですが、 その話題についての知識や経験があり、自分なりの考えを持っているのだと思います。

私は日頃から信念のような、ブレない自分の考えを持ち合わせていないことに気付きました。 言語化能力もそうですが、様々なことに関心を持って意見を持つことにも欠如していました。 とはいえ、考えを深めるには、言語化していく過程がないと新たな視点を得られないと思います。

まずはブログやってみよう

言語化と考えを深めるのは、どちらが先か、鶏と卵のような話になってしまいそうですね。 ブログを通じて思ってること、どう考えているのかをたくさん言語化していきます!

そして、仕事だけでなく、色んな事に自分の考えを持って、言語化することを目標にがんばります。